TrySailがカバーした曲の一覧

TrySailが過去のイベントで披露したカバー曲のタイトル・アーティスト・レーベルをまとめました。イベントにはTrySail結成前のトラハモのイベントを含みます。本人歌唱のキャラソンは入ってますが雨宮天の本人名義曲は除外。現在公式がやってるカバー曲希望アンケートの参考にどうぞ。

trysail.jp

項目の抜けはもちろん、レーベル名の記載の基準が適当ですので明らかにおかしいだろっていうのは適宜突っ込んでください。

 

- 麻倉もも
久住小春(アップフロントワークス) - 恋☆カナ
松田聖子(サンミュージックプロダクション) - 夏の扉
橋本潮(日本コロムビア) - ロマンティックあげるよ
HoneyWorks(インクストゥエンター) - 今好きになる。 feat.瀬戸口 雛
五條真由美(マーベラス) - DANZEN!ふたりはプリキュア」(Ver. Max Heart)
前川陽子 - キューティーハニー
中島愛(FlyingDog) - 星間飛行
SCANDAL(エピックレコードジャパン) - 瞬間センチメンタル
斉藤彩夏 - この町いつも~貧ちゃんのうた~

- 雨宮天
相川七瀬(エイベックス) - 夢見る少女じゃいられない
石川さゆり(日本コロムビア)- 津軽海峡冬景色
中川翔子(Sony Records) - 空色デイズ
奥華子(ポニーキャニオン) - ガーネット

- 夏川椎菜
aiko(ポニーキャニオン) - ボーイフレンド
ならゆりあ(キャロット) - GO-GO たまごっち!
いきものがかり(エピックレコードジャパン) - 気まぐれロマンティック
fhána(Lantis) - 星屑のインターリュード
ロケット団 - 前向きロケット団!(ピカチュウレコード)
ストロベリー・フラワー - 愛のうた(東芝EMI)
植田佳奈 - ピカピカの太陽(アニプレックス)
古宮乃々香(夏川椎菜) - 流星のなみだ
JUDY AND MARY(エピックレコードジャパン) - そばかす

- 麻倉もも夏川椎菜
KMM団(Lantis) - ウィッチ☆アクティビティ

 - 全員

カントリー・ロード
サンタが街にやってくる
MAHO堂(バンダイ・ミュージックエンタテインメント) - おジャ魔女カーニバル!!
宇野ゆう子(ユニバーサルミュージック) - サザエさん
森川美穂(東芝EMI) - ブルーウォーター
きただにひろし(Lantis) - ウィーアー!
H2O(ユニバーサルミュージック) - 想い出がいっぱい
国生さゆり(CBSソニー) - バレンタイン・キッス
Perfume(徳間ジャパンコミュニケーションズ) - チョコレイト・ディスコ

アルドノア・ゼロ EXTRA DAY 朗読劇はこんな話でした

基本、side.A (大原さんがいた方)準拠。

2015/6/23 訂正。伊奈帆は軍人のままらしいのでサイバネティクス研究室は軍の機関っぽいですね。

雨の中、カームが車で伊奈帆を送っている。現在伊奈帆はサイバネティクス研究室に所属、カームは大学に進学しているが、今日はサボってドライブに来ているようだ。目的地に着き、伊奈帆は礼を言って車を降りる。雨はまだやまない。

伊奈帆が来たのはスレインのいる牢獄だった。伊奈帆はスレインをチェスに誘うがにべもなく断られ、続けて自分がずぶぬれになっているのに雨なのかとも聞かないのかと問うが、そうした気遣いは月に置いてきた、いや今ここにいる自分が本当の自分なのかもしれないと返される。まるで哲学だな、やってみるといい、暇つぶしになるとおそらく本気でアドバイスする伊奈帆に、馬鹿にしてるのか、そもそも君は馬鹿だ、といつものやりとりをしたあと、スレインは沈み込み、放っておいてくれ、姫に頼まれて来ているならどうか忘れてくださいと伝えてくれと頼むが、拒まれる。伊奈帆は姫に頼まれたわけではなかった。それどころか、本編中メカイナホモードで会話して以来彼はアセイラムとは一度も会っておらず、彼女は和平のために世界中を飛び回っているという動向をニュースで知るのみだったのだ。伊奈帆はそんなアセイラムを鳥に例え、また来ると言い残して去る。

恐らくスレインの夢なのであろう、レムリナと過ごしていた頃の回想。地球から例の庭に鳥を取り寄せる相談。レムリナはマリルシャンに籠の鳥という言葉を教えられたこと、彼の実直さと裏表の浅はかさを回顧する。どこにも行けない籠の鳥と自虐しつつ、自分は望んでどこにも行かないのだと告げる(side.Zではこのあとスレインがハークライトに鳥の手配を命じる場面。繁殖は難しいでしょうと言われるが、スレインは死ねばまた持ってくればいいと返し、レムリナは自身を籠の鳥に例えていたが、籠の外には鳥を狙う獣が大勢おり、自分もそうした獣の一匹だと自虐する。ハークライトはスレインを誇り高い獣と呼び、改めて忠誠を表明する)。

宣言通りまた牢屋に来た伊奈帆。スレインは今度は今日も雨なのかと問う軟化を見せるが、哲学はやっていないのか、やらない、今度本を何冊か持ってくる、いらない、と再び険悪になる。この時、二人は互いをフルネームで呼び、コウモリ、オレンジ色とは呼び合わないこと……互いの関係のある部分の清算を確認する。食事をあまりとっていないようだが体を壊すからちゃんと食べろ、体を動かさないから腹が減らない、なら動かせ、命令を聞く筋合いはない、なら頭を使え哲学とか、哲学はやらないという応酬ののち、ならクイズだ、鳥はなぜ飛ぶのか?と残して伊奈帆は退出する。

回想。スレインに基地から出るよう促され、それを拒絶しようとするレムリナ。あなたを守るためですと説得されるが、私は行きません、守られたいのではなくあなたを守りたいのですという叫び。

再び牢屋に来た伊奈帆。濡れているな、ここの所ずっとだという会話。スレインの顔色を気遣ったのち、日本には四季があるそうだなという問いに、正確には六季で今は梅雨だと答える伊奈帆。アセイラムからの鳥は雨が降っても飛べるのかという質問を思い出すスレイン。なんと答えたか詳しくは覚えていないが濡れたとしても乾かせばまた飛べるのだろうとか答えたのだろうと言うと、伊奈帆は鳥の羽が雨を弾くメカニズムを解説し、クイズの答えを問う。スレインの答えは、外敵から身を守る、餌を取る、そして見渡すため。見渡す?と伊奈帆が聞き返すと、スレインは高く飛ぼうとして羽を休める枝をも超えて疲れ果て、あとは落ちるだけだった、所詮自分はコウモリで、誇り高い獣でもウミネコでもないと後悔を語る。それでも生きている、どうして生かしたんだ、さあな、探せば見つかるのか、見つからない。それでも探すんだろう、気が遠くなるな。だがいい暇つぶしになる、といった会話。多少気が軽くなったらしいスレイン、チェスの手を指しはじめる。互いに何手か指したところで、君の会話は抽象的で分かりにくいと文句をつける伊奈帆と、ぼくは普通だ、そっちこそ面白みがないと反論するスレイン。会話は事実を的確に伝えてこそだ、姫さまともそうやって会話してたのか、そうだ、お前とは分かり合えないな、お互い様だろう。

休暇中のユキ姉が寝るのに飽きて迎えに来る。海に行きたいという伊奈帆。昔鳥を見に行ったのだが見られなかったのだった。覚えてたのねと感動するユキ姉にそりゃ覚えてるよと伊奈帆(side.Zでは迎えに来るのはカーム。腹が減ったので韻子の家の食堂に行く話。カツカレーをカームに勧めておきながらそれにすると言われるとじゃあ自分はカツ丼にするとふざける伊奈帆)。

「女王陛下」となった地球のアセイラムから月のエデルリッゾへの通信。地球から送られた鉢植えが根付いた、母親から花嫁修業を迫られているといったエデルリッゾの報告と、エデルリッゾなら花嫁修業なんてしなくてもすぐにお嫁に行けますよと返し、雨の日本を想い、この季節特有の紫陽花という花の映像を送る約束をするアセイラム。雨の季節、鳥は羽を休めているのでしょうね。それでもまた、きっと……

海に鳥を見に来たユキ姉と伊奈帆の二人。ずいぶん低く飛ぶのね、雨に濡れたからかしら。でもまた飛べるんだ。

 

『雨の断章 -penultimate truth-』

空を飛ぶ生き物、スレインの言っていたとおり、と感動する本編中のアセイラムの映像で締め。

悠木碧『イシュメル』 収録曲の拍子一覧

近年最高の声優アルバムのひとつ『イシュメル』ですが、bermei.inazawa 氏作編曲のトラックを中心にかなり複雑なリズムをとるものが多いです。もちろんコールなど入れるのは大変困難で、4月のライブは客席のオタクが稀に見る静けさのイベントになると予想されそういう意味でも大変楽しみなわけですが、一方自分がリズムを取れないままなのは悔しいので、ぜんぶ数えました、という記事です。

 

見方
  • m拍子と書いてあったら4分音符で、数字だけ書いてあったら8分音符で数えてください。
  • *2 なら2回、*n なら空気を読んで適当な回数繰り返してください。

 

01. SWEEET HOME

ずっと3拍子

 

02. アールデコラージュ ラミラージュ

一見むちゃくちゃですが10拍を3, 2, 3, 2で数えるのと3, 3, 2, 2で数えるのが

交互に出てくるだけなので見た目ほど複雑ではありません。

(0:00 (前奏))             3拍子*n→
(0:13 (謎の電子音))       拍子決めづらいので適当に数える→
(0:16 (歌い出し))         3+2+3+2→3+3+2+2→3+2+3+2→3+2→2+2+2→
(0:27 Bizarreな)          3*n→
(1:08 アールデコラージュ) {3+2+3+2→3+3+2+2→3+2+3+2→3+2→2+2+2→}*2
(1:30 (間奏))             3+3+2+2→3+2+3+2→3+3+2+2→3*4→
(1:42 Ya-Pa-Pa)           {3+3+2+2}*3→3*4→3+2→
(1:54 (時計の音))         3*n→
(2:42 アールデコラージュ) {3+2+3+2→3+3+2+2→3+2+3+2→3+2→2+2+2→}*2
(3:03 (間奏))             3+3+2+2→3+2+3+2→3+3+2+2→3*4→
(3:15 Ya-Pa-Pa)           {{3+3+2+2}*3→3+2+3+2→}*2
(3:37 Ya-Pa-Pa)           {3+3+2+2→3+2+3+2→}*2
(3:47 アールデコラージュ) {3+2+3+2→3+3+2+2→3+2+3+2→3+2→2+2+2→}*2
(4:09 (後奏))             3+3+2+2→3+2+3+2→3+3+2+2→3+2→2+2+2→
(4:20 (後奏つづき))       3+3+2+2→3+2+3+2→3+3+2+2→3+2+3+2→2+2+…

 

03. ビジュメニア

サビ入りの変拍子が大変かっこいいですね。1:28のHa~みたいなコーラスが半拍ずらしで入る所でついていけると気分がいいです。

(0:00 (前奏))                          2拍子*4→
(0:03 星に願いかける)                  2拍子*6→
(0:08 世界征服をプリーズ)              3拍子*n→  // 2拍子と3拍子の境目は曖昧
(0:42 光曇らすから 白猫)               3拍子*3→2拍子*2→
(0:47 が あくびをしても~ちょうだ)     3拍子*n→
(1:22 い)                              3拍子*2→2拍子*4→3拍子*1→
(1:28 (8分休符))                       1+2+2→2+2+1→2拍子*11→
(1:38 (コーラスが消えるとこ))          3拍子*n→
(2:04 パンドラにシンパシー ユニコーン) 3拍子*3→2拍子*2→
(2:09 に 乗り遅れても~コラー)         3拍子*n→
(2:44 ジュ~ちょうだ)                  3拍子*3→2拍子*2→3拍子*n→
(3:57 い)                              3拍子*2→2拍子*4→3拍子*1

04. twinkAtrick
(0:00 (前奏))                  3拍子*n→
(0:28 (歌い出し)~顔をく)      6*n→
(1:11 すぐる~本当だよう)      3拍子*n→
(1:40 そ~誰のお)              6*n→
(2:39 うちだ?~本当だよう)     3拍子*n→
(3:09 そ)                      {3+2+3+3}*6→6*4→
(3:34 Fallen Down~本当だよう) 3拍子*n→
(4:30 そ)                      6*n    

 

05. たゆたうかなた
(0:00 (前奏)~はじまるよ) 4拍子*n→
(2:09 サヨナラ)           4拍子*1→2拍子*1→
(2:13 うたかた)           4拍子*n

 

06. 迷宮舞踏会
(0:00 (前奏)~迷宮舞踏会がは) 3拍子*n→
(0:50 じまるよ)               3→4*n→
(1:10 ちいさなモンスター~ロ) {3+4→3+3→}*2
(1:18 マネスコみたいに~子)   2+2+3→4*n→
(1:43 猫の声)                 3拍子*n→3→
(1:58 Yeah!)                  4*n→
(2:17 (間奏))                 3拍子*n→
(2:47 Yeah!)                  4*n

 

07. ロッキングチェアー揺れて

ずっと4拍子


08. ソラミミPiZZiCATO

前奏のハンドクラップが揃うとかっこよさそうですが無理だと思います。

(0:00 (前奏))             3+2+2→4*2→3+2+2→4*3→
(0:09 One, Two,)          6*n→3→
(1:42 「ねぇねぇ」)       6*n→5→
(3:13 (前奏と同じピアノ)) 3+2+2→4*2→6*4→
(3:24 モノ)               2→
(3:24 オトはPiZZiCATO)    6*n

 

09. ダスティー!ダスティーストマック

ずっと3拍子


10. クピドゥレビュー

ずっと4拍子


11. Angelique Sky

ずっと3拍子

最近の百合まんが(青天の碧眼など)

百合まんがというくくり自体に思うところはあるもののとりあえず便利なのでこのまま行きます。日付をチェックしていて驚いたのですが百合アンソロジーつぼみが休刊したのは2012年12月で、もう1年近くが経とうとしているのですね、全然最近じゃなかった……。ともかくこの休刊の際には一花ハナ、はみ、小川麻衣子、須河篤志、あらた伊里、百合原明といった新進気鋭の作家陣の連載が中断を余儀なくされ、つぼみWebコミック(サイト消滅済み)等で次の単行本を出せるだけのページを使って一応の完結を見ました(「魚の見る夢」は例外で単行本書き下ろしでそのうち出るという話だった、はず)。

新進気鋭とは取ってつけたような褒め言葉ですが、実際にどの連載も文句なしに面白かったし、これからさらに面白くなるであろうというところでの衝撃的な事件でした。当時の競合誌、例えば百合姫などに比べて誌面の平均的なクオリティはかなり上だったと思うのですがまあ単純には行きませんね。これらが駆け足で完結させられなければならなかったことは百合まんが界に限定せずとも大きな損失だと思いますし、今でも残念です。あとで見るように完結までが単行本の形で残るだけ幸せだったのかもしれませんが。

ちなみに新進気鋭の基準は適当です。上で挙げた作家陣の中でもずば抜けて才気走っていた小川麻衣子は漫画賞を2005年に取っているほか2009年9月から2011年3月までゲッサンで「とある飛空士への追憶」の連載を持っており、魚の見る夢の連載初回はその直後に発売のつぼみ vol.11です。ただとある飛空士への追憶やゲッサンでの読み切りに百合色は見られず、東方同人でよく一緒に活動していたあらた伊里(つぼみ vol.13で「総合タワーリシチ」連載開始)とセットでつぼみに登場したイメージがなんとなくあるのでリストしておきました。この2人の単行本の巻末ではお互いへの謝辞を見ることができます。

他、はみ、須河篤志、百合原明の各氏は他誌での連載や同人活動で継続して名前を見ることができるのですが心配なのが一花ハナで、「神さまばかり恋をする」の2巻発売以降ブログにもTwitterにも投稿がありません。絵めっちゃ上手いのにこれからどこでも作品が見られないとすると本当にもったいない話です。別名で活動してるといった情報をお持ちの方は教えてください。

さて先ほども話題にした東方を中心とした百合同人のバックグラウンドを持つまんが家という流れを汲む当節最注目の作家が滝島朝香で、ようやく記事タイトルに挙げた「青天の碧眼」の話が始まります。当作の連載はまんがライフWINで2012年10月から2013年10月まで。終わってんじゃん!はい、単行本1巻の売り上げ不振が理由でepisode.11にて連載終了ということになったそうです。単行本1巻の収録はepisode.8までで、残りのepisode.9から11はepisode.1から5と合わせてまんがライフWINに掲載されています。つまりほとんどがWebで読めて恐らく単行本2巻はないです(11/23追記:ご本人のサイトにそのへんの話が載りました)。episode.9以降の公開が終わるかまんがライフWIN自体が消滅する前に今すぐ読んでくるとよいでしょう。

青天の碧眼 / 滝島朝香 / まんがライフWIN

それもめんどいという人のため軽く内容を紹介すると、夢をなかばで断たれた半グレ女子中学生(夏樹)が、罪人として地球に落とされ人間の姿を借りて暮らす万能で飄々としているが常識の抜けた宇宙人(葵)の世話をいろいろ焼くという話で、葵の罪とは何なのか、夏樹は失った夢を何らかの形で取り戻すことができるのか、幼なじみの陽香との関係は、といった諸々が作品全体を引っ張るテーマです。絵は明らかに水準以上、葵に名前を付けるくだりなど細かなエピソードにも秀で、要するに超面白いのですが、もう続きはありません。

ストーリーは一区切りついたといえばついているのですが、他のまんがライフWIN掲載作品のように、ギャグ作品のため短期で魅力が伝わりやすいとかコミカライズのため知名度があるわけでもない作品をあっという間に終わらせるのはどうなんだろとちょっと思います。まあマンガ界はもともと修羅の国だろとか、応援するならもっと前に始めろよとか言われれば返す言葉もないのですが、早期で終わってしまったからといって優れた作品が少しでも多くの人に読まれる意義が減じるものでもないと思うのでこうしてご紹介したのでした。次作があるといいなあ。